歯茎の「白い腫れ」の正体

アフタ性口内炎

もっとも頻度の高い「白い病変」はアフタ性口内炎です。「潰瘍を形成して窪む場合」「ただ白く変色する場合」が多いですが、若干の膨らみがあり「白く腫れている」と感じられる例もあります。刺激が加わると痛みが増すのが特徴です。物理的接触はもちろん、酸味・塩味・辛味による刺激でも激しく痛む傾向があります。(歯科治療器具

根尖病変による「サイナストラクト」

根尖病変が原因で、白い腫れが生じることがあります。根尖病変とは「虫歯菌が歯の内部に感染し、内側から歯根に到達した状態」を指します。すると、歯根の周辺が炎症を起こし、次第に膿が溜まります。歯根の周囲に膿が溜まると、歯の根元付近の歯茎に「膿を排出する穴」がつくられます。「膿の排出孔」を「サイナストラクト」と呼んでおり、これが「白い腫れ」の正体です。

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エプーリス(限局性歯肉腫)

「尖った箇所のある歯」「形状が合っていない詰め物・かぶせ物」など慢性的刺激を受けている箇所に「白っぽく、丸いデキモノ」ができる場合があります。いわゆる「良性腫瘍」の一種です。ただ、あまり大きくなると、周囲の歯が傾くなど、歯列に悪影響を与えるケースもあります。(歯科用マイクロモーター

歯肉癌

だんだん大きくなる「白っぽく、不定形のデキモノ」は歯肉癌の疑いがあります。口腔癌の中では舌癌に次いで頻度の高い悪性腫瘍です。早い段階で顎骨に浸潤するので、早期に診断を受けて治療を開始する必要があります。